16: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/02/20(土) 12:15:23.15 ID:8m/ElpKNO
***
まどか「待ってよ、さやかちゃん」
まどかは、未ださやかに手を引かれていた。
いつものじゃれあいとは違い、なかなか足を止めてくれない。
いつもの通学路に出てから、ようやくさやかが立ち止まる。
まどかは、息を整えてから彼女に話しかけた。
まどか「……どうしたの、急に」
さやか「まどかー、あれはヤバいって。ああいうのには関わらない方がいいよ」
彼女なりに、何かを察したのだろうか。
まどか「でも、ほむらちゃんが……」
さやか「あの転校生? 夢の中で会ったとか言ってたけど、それだけじゃないの?」
……それだけだ。
自分でも、なぜこれほど関心を持つのかわからない。
まどか「……うん、それだけのはずなんだけど、なんか気になるっていうか……」
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