119: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/02/27(土) 19:54:07.06 ID:oa2aF0g3O
杏子「……おい、どういうつもりだ」
ほむら「……」
何か答えたいが、まさか本当の理由を言うわけにもいかない。
杏子「一体何がしたいんだ。お前の目的はなんだ?」
ほむら「……素人相手に何を遊んでいるのよ。魔法少女同士で争うこともないでしょう?」
杏子「答える気はないってか」
ほむらの建前は瞬時に看破された。
どうも、そんなことを考える性格だとは思われていないようだ。
杏子は周囲を見渡し、まどかを目に留める。
杏子「あいつの契約を止めるためか? 確かに、それはあたしとしても望ましくねーな」
ほむら「……そんなところよ」
ほむらは曖昧な返事で誤魔化した。
できるだけ、自分の目的を知られたくはない。
それが弱みになりかねないからだ。
しかし、今はまだ問題ないはずだ。
杏子は恐らく、ほむらが『これ以上魔法少女を増やしたくないから契約を阻止した』と思っただろう。
『まどかの契約だからこそ阻止した』とは思っていないはずだ。
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