112: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/02/27(土) 06:11:26.78 ID:oa2aF0g3O
ふと、杏子の目付きが変わった。
まるで誰かの言葉を借りているかのような口調で、杏子はさやかに問いかけた。
杏子「……お前は誰のために魔法少女になったんだ? その男のためか? それとも……」
杏子「……お前自身のためか?」
さやか「……?」
意味がわからなかった。
さやかの願いを知っているのなら、そんなわかりきった質問をするはずがない。
杏子は、舌打ちをしてから言葉を続けた。
杏子「……お前は魔法少女という存在をわかっていない。前にも言っていたが、正義の魔法少女なんてもんはありえないんだよ」
さやか「あたしの勝手でしょ。どうせあんたみたいな奴にはわかんないわよ」
杏子はため息をついた後、囁くように言葉を漏らした。
杏子「うぜえ……殺されなきゃわかんねーか?」
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