僧侶「ねえねえ、勇者様」 勇者「なんだい?僧侶ちゃん」 賢者「その2だよ」
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315: ◆XUMchLPOFg[saga]
2018/07/12(木) 10:38:26.28 ID:t2o1TABlO
[夜の道は、病的な美味しさと少しのロマンチックに溢れている]


ー深夜1時ー


賢者「お腹空いたなぁ」グゥ-…

賢者「仕方ない、コンビニでも行ってくるか」


ー賢者ちゃんは財布を持って出かけましたー


賢者「もう夜中でも寒くないね、少し前まで寒かったのにな」

賢者「流石に人ひとり歩いていない、何か変な感じだなぁ。異世界にでも迷い込んだようだよ」

??「そこの女性、少しお話を伺っても宜しいですか?」

賢者「はい?ああなんだ、兵士18じゃないか」

兵士18「あっ、賢者先生でしたか。これは失礼しました」

賢者「職質?夜間警戒も大変だね」

兵士18「はい、夜中に出歩く方を見かけてお話をと思ったのですが、賢者先生でしたら職質をかける必要も無いでしょう」

賢者「信頼してくれてるんだな、ありがたいことだ」

兵士18「はい、先生は信頼に足るお方ですから。差し支えなければこんな時間にどちらへ?」

賢者「コンビニだよ、勉強してたらお腹が空いてしまってね」

兵士18「お疲れ様です、遅くまで勉強とは大変ですな」

賢者「我ながらはしたないね、そう思うだろう?」

兵士18「いえ、食べる姿は大変魅力的であります」

賢者「お世辞言っても何も出ないよ」

兵士18「自分は世辞を言うほど器用ではありません」

賢者「ははっ、そういうことにしといてあげるよ。コンビニもすぐそこだし着いてきてよ、せっかくだから何か奢るからさ」

兵士18「ありがとうございます、ですが自分は任務中でして…」

賢者「職質相手からのムチャなフリに無理矢理付き合わされたってことに出来ない?」

兵士18「…、分かりました。女性の夜間外出の護衛と言うことで…」

賢者「言っておくが、君よりは強いつもりだけど?」

兵士18「…精進します」

賢者「冗談だ、護衛頼むよ」

子兵士18「お任せを」


ー兵士18はコーヒーとパンをご馳走になりましたー


兵士18「ありがとうございます、この御恩は生涯忘れません」

賢者「大げさだなぁ、この位ならまたいつでもするよ。夜間警戒、頑張ってね」

兵士18「はっ、失礼します!」


ー兵士18は夜間警戒に戻りましたー


賢者「近衛兵殿には後で謝っておこう、大事になるようなら私でできる限り彼の肩を持たないとな」

賢者「ひとまず帰って食べよう」


ー賢者ちゃんは帰宅後、おにぎり4つと大盛りのカップ麺を平らげましたー


賢者「夜食ってなんでこんなに美味しいんだろ、永遠のテーマだね」


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