僧侶「ねえねえ、勇者様」 勇者「なんだい?僧侶ちゃん」 賢者「その2だよ」
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302: ◆XUMchLPOFg[saga]
2018/07/12(木) 10:25:46.65 ID:t2o1TABlO
[魔族も献血する時代]


勇者「献血行ってきたよ」

僧侶「お疲れさまです、いかがでしたか?」

勇者「かなり慣れたせいか、今回は5分で終わったよ」

僧侶「凄いです、さすが勇者様です」

勇者「そう言えば、献血ルームの人に魔族の知り合いがいないか聞かれたよ」

僧侶「魔族…魔王さんたちですね」

勇者「なんだろうね?」

僧侶「聞いてみましょうか」


ー二人は魔王と賢者ちゃんに聞いてみましたー


賢者「あー、そう言えばこの国も魔族の輸血管理をする話があったよ。いずれ必要になるだろうからね」

魔王「魔族に手術なんかいらんだろ」

賢者「我々みたいな戦闘種族なら呪文で治るからいいんですがね、普通の魔族だと大きいケガしたらオペ必要ですよ」

魔王「それもそうか、誰もがベホマを使える訳じゃないしな」

僧侶「えー、そうなんですか?」

魔王「俺たちみたいに戦闘が出来る種族と出来ない種族とあるからな、基本的には人間と変わらんさ」

勇者「魔族ってもっと血の気が多いんだと思ってたよ」

魔王「ここの国に住む魔族の8割は戦闘種族じゃないな、それでも戦えば人間よりは強いかもしれんがそれは肉体の差だな」

賢者「勇者が思うほど魔族は万能じゃないよ、そこは魔王様の言うとおり人間と変わらない」

勇者「そういうものなんだね」

僧侶「私たちは魔王さんたちを見てるから何でも出来ると思ってしまうんですね」

賢者「それは買いかぶりすぎだよ、私たちでも出来ない事はたくさんあるからね」

勇者「やっぱりお互い協力するのが一番だね」

賢者「全くだ」


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