僧侶「ねえねえ、勇者様」 勇者「なんだい?僧侶ちゃん」 賢者「その2だよ」
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◆XUMchLPOFg
[saga]
2017/10/15(日) 21:10:52.97 ID:Dutfa5Teo
[王様一派、またもや増える]
ー僧侶ちゃんはスマホを取り出して電話をかけましたー
僧侶「あ、王様ですか?武器のメンテナンスをしてくれる人を見つけました」
王様(電話)「おお、そうか。今どこにいる…いや、魔術師団長に頼むわ。すぐ行くぞ」
ー僧侶ちゃんは電話を切りましたー
僧侶「すぐ来てくれるそうですよ」
老人「一国の王を呼びつけられる君は一体何者だ…」
ーすぐさま王様が到着しましたー
王様「おーっす、僧侶ちゃんお待たせ」
僧侶「王様早いです、さすがなのです」
魔術師団長「王様!何度も言いますが私はタクシーではありませんよ!」
王様「わーってるよー、これが最後だよ」
魔術師団長「その最後が何度目かお分かりですかな!?」
僧侶「魔術師団長さん毎回お疲れさまです、ルーラですか?」
魔術師団長「うん?ああ、リリルーラという仲間と合流する呪文でルーラの一種だ、魔族の中では一般的な呪文とのことで魔王様から教えていただいた」
王様「あれ、あんたオヤジお抱えの武器商人じゃん」
老人「あの時の小僧が随分と立派になったものだな」
王様「まぁね、オヤジほどじゃないけどそれなりにリーダーやらせて貰ってるよ」
老人「お前が王になって正解だろうな、この国は平和で住みやすい国になった。戦争で生きてきた薄汚い俺はもう用無しだ」
王様「そんな事言うなよ、あんたの武器の知識を貸してよ。ガキの頃よく異国のお菓子買ってきてくれてたじゃん、あれ嬉しかったんだぜ?あんたが来るの毎回楽しみにしててさ、俺からのお返しって事で役職用意するし一つ頼むよ」
老人「そんなの、よく覚えているものだ」
王様「ガキは菓子が宝物だからな、あの袋とか箱は今でもとってあるんだよ」
老人「先代のご機嫌取りになるかと思った事が今になって生きるとはな、人生分からんものだ」
王様「嫌なんて言わせないぜ?俺はあんたの知識を国の宝にするって今決めたからな」
老人「好きにしろ、どうせ先も長くない老いぼれだ」
王様「じゃあ決まりー!このまま城行って部屋用意するぜ」
老人「あの小僧が偉そうに…、だが奴の人柄こそが高い人気と支持を集めるんだろうな。わしの負けだ、身をもって罰を受けてやろう」フッ
ーその日から軍の武器は格段に精度が上がる事になりましたー
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