274: ◆8hR4QzB4Ro[saga]
2017/05/31(水) 18:52:16.82 ID:JVhgE2Hb0
〜見滝原 中央部 姫名川〜
織莉子「うぅ……はぁっ!」
日が沈んでしばらくたったころ、工業地帯の手前の岸に一人の魔法少女が流れ着いた
織莉子「あぁ……最悪……」
白い綺麗なドレスのほとんどを血と泥で汚し、足は片方が見当たらず、腹部も明らかに欠損している
織莉子「スマホ……まあ駄目ね」
スカートのポケットに入れておいたのだが、なにしろ命からがらで逃げてきたので余裕は無かった
織莉子「はぁ……」
満身創痍のこの身体では魔法少女が見つけてくれるのを待つしかない
失意を溜息で吐き出し、後どれくらい保つだろうか……と、少し不穏なことも考える
キリカ「織莉子ぉぉっ!!」
悩みは杞憂に終わった
マミ「!」
織莉子「ああキリカ!」
キリカ「織莉子ーっ!!」
織莉子「キリカ!」
キリカ「織莉子ぉぉっ!!」
マミの堪忍袋が最速で限界を迎えようとしている
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