271: ◆8hR4QzB4Ro[saga]
2017/05/31(水) 18:40:55.68 ID:JVhgE2Hb0
気が付いたところでもう遅い。『接続』のための触手を掴まれ、織莉子の『予知』に無理やり接続させられる
織莉子「知りなさい、貴女の願いの先にあるもの」
カンナの未来を調べ、その情報を片っ端から押し付ける。魔法少女の未来には、多かれ少なかれ絶望が待っているもの
普段は杏子との連携でそのイメージを押し付けるのだが、今回は違う
向こうが勝手にくみ取ってくれるのだ、ここぞとばかりに毒を混ぜない手は無い
カンナ「っ!!?」
——カンナ、もうあの事で自分を責めなくなったのね——
カンナ「それは設定だ!!作られただけの私が知ったことか!!」
——ニコに出会っちゃうまで。カンナには家族もいたよね、友達もいたよね……カンナは皆が大好きだったよね……——
カンナ(違う…違う!!)
——本物だよ、カンナが皆を好きだった気持ちも、皆がカンナを好きだったことも——
カンナ(なんだよ……なんで)
——笑顔も涙も捨てて、家族も友達も本当の名前も全部……あなたに託したんだよ——
ニコ(涙なんて……出るんだ……!)
織莉子「狐は皆、自分の皮を剥ぎ、人間に与えなければならない」
カンナ「え……?」
織莉子「貴女に送る言葉よ」
「それ」が織莉子の夢の中だったのだと気が付いた頃、何もかもが手遅れだった
織莉子「『オラクル・レイ』!」
光の刃が全身を幾度も貫いて、その内の一つがカンナの魂を捉えると同時に、その存
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