164: ◆8hR4QzB4Ro[saga]
2016/07/27(水) 10:04:41.26 ID:SVuVVqVK0
せつな「何々?どうせ今日会ったばかりなんだから気にせず言ってごらんよ」
ほむら「……」
燻っている思いを口にすると、それは確信になってしまう気がする
ほむら「私、生まれつきで心臓が弱かったの……物心ついたときには『大人にはなれない』って自分で知ってたくらいに、救いがないくらい」
せつな「あらま」
ほむら「それで……それで……」
せつな「勇気の鈴がリンリンリン♪」
ほむら「……」
せつな「v」
ほむら「……私の病気は、大人なら薬を飲むだけで良いそうだけど、子供の場合は成長期の負荷に耐え切れずに死んでしまうそうよ……特に女子の場合は」
せつな「へー」
ほむら「初めは『大人には』って言われてたのが『高校卒業は』『高校入学は』『中学を卒業するのは』『年を越すのは』って、どんどん自分の年齢と近くなっていくの、逆に現実味が無くなってどんどんどうでもよくなっていったわ」
「数字は悪くなってくのにね」と笑いながらオチもつける
あららーと、せつなも笑う
ほむら「ナノマシン治療の希望者は世界中にいて、抽選で何万分の一って確率でしか受けられなくて……でもそれでしか助けられないからって、お父さんとお母さんが一生懸命お金を貯めてくれてたのは分かってる……」
せつな「あれってうん憶万円とかするんでしょ?」
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