ほむら「幸せに満ち足りた、世界」2.5(まど☆マギ×禁書)
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88:幸福咲乱 ◆5sHeUtvTRc[saga]
2016/11/03(木) 00:45:33.11 ID:6BO///6e0
かなりお久しぶりですいません。
それでは今回の投下、入ります。

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>>83

 ×     ×

その日、上条恭介は少なからず陰鬱な心を引きずりながら登校していた。

「おはよー」
「おはよー」
「お早う、上条君」
「お早う」

教室近くの廊下で、恭介は顔見知りの女子生徒と挨拶を交わす。

「それで、連絡とかは?」

恭介の問いに対し、割と古い馴染みの同級生は首を横に振る。
その側から向けられる、
最近こちらの学校に来た黒髪美少女の涼しい眼差しが重苦しさを増加させる。

「お早う、志筑さん」
「お早うございます上条君」

教室で挨拶を交わした恭介に対し、
彼と親しくしている志筑仁美が相変わらず優美な物腰で一礼する。
しかし、その表情には常にない疲労が漂っている。
そして、恭介の問いに対して、仁美は小さく首を横に振る。


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