ほむら「幸せに満ち足りた、世界」2.5(まど☆マギ×禁書)
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70:幸福咲乱 ◆5sHeUtvTRc[saga]
2016/07/29(金) 01:57:12.43 ID:b1q2A61p0

(一発撃ったら百発返って来る、っ)

自分が銃撃タイプの魔法少女だけに、
今戦っている状態が本気でまずい、と言う事が骨身に染みて理解出来た。

最早、余計な事を考えている余裕はない。
鋭い空気が掠める連射にチビりそうな恐怖を覚えながら、
千里は柱から柱へと駆け抜け、威嚇にもならない拳銃を発砲しながらチャンスを伺う。
足を止めたら死ぬ、見切り損ねても死ぬ、と、痛感しながら。

「やああああっ!!!」

そして、千里は相手の斜め後ろから飛びかかった。
千里の右手に握られた横殴りの拳銃が相手の振るった長い銃身に受け流され、
千里の左手の拳銃が火を噴いたが、その銃弾は壁に埋まる迄空しく空を切る。

いつの間にか、相手が振るった銃床が千里の後頭部に叩き付けられそうになり、
千里は文字通りに這う這うの体でそこから逃れる。
千里が走り去った後を銃撃が追跡し、千里は柱の陰で荒く呼吸する。
そして、又、紙一重に銃撃を交わしながら柱から柱へと飛び回る。

(もらったっ!!!)

その中で発見した千載一遇の機会。
詩音千里はそこに、文字通り飛び付く。
魔法少女ならこのぐらいでは(辛うじて)死にはしない。一番大きな胴体を的に。
とっさに狙った相手の胸元に魔法弾の連射を浴びせた瞬間、
千里の目の前には、
ぶわっ、と、紐の塊が展開していた。

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今回はここまでです>>-1000
続きは折を見て。


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