ほむら「幸せに満ち足りた、世界」2.5(まど☆マギ×禁書)
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68:幸福咲乱 ◆5sHeUtvTRc[saga]
2016/07/29(金) 01:46:22.78 ID:b1q2A61p0

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ほとんど裸のフロアの空中で、
放たれるサーベルと銃弾が激しく衝突する。
親友の突撃が作った隙に、詩音千里は解体中のビルの中に逃げ込んでいた。

そして、途中で待ち伏せして、
美樹さやかとの戦闘状態に入っていた。

本来、無闇な戦闘をするタイプではない千里だったが、
今回は色々まずい歯車が回った、と、頭を痛めていた。
それも自業自得と言わざるを得ないのが本当に頭が痛い。

まともに逃げても追い付かれる、
千里の側が縄張り荒らしなだけに、普通の話し合いも難しい。
と、なると、申し訳ないが一度ぶつかって退路を作るか、
虫のいい話だが優位に立ってから話を付けるしかない。

およそその様な発想だったが、
追いかけて来た相手もなかなかの手練れ、
益々以て頭の痛い話だった。

(やるじゃん)

柱の陰で、さやかも心の中で呟く。
ホオズキ市から来てよりによって上条恭介に手を出す。
なんだか知らないけど何はともあれ取り敢えず万死に値するのは間違いない。

そんな相手を追い込んでここまで来た訳だが、
まあ、誘い込まれた、と言う事は理解出来る。
相手が銃だけに、遠距離戦は向こうに分がありそうだ。

「!?」

物陰から物陰へ、ちょこまか移動を始めたさやかを、
千里は銃口で追いかけて銃撃を続ける。
その内に、さやかの動きに合わせて空中に現れた消火器が、
千里の銃撃を受けて爆発していた。


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