ほむら「幸せに満ち足りた、世界」2.5(まど☆マギ×禁書)
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55:幸福咲乱 ◆5sHeUtvTRc[saga]
2016/03/12(土) 03:35:37.35 ID:UcxQ0O8D0
それでは今回の投下、入ります。

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>>47

 ×     ×

上条恭介は、ごくごく当たり前に安全なルートを選択し、
通いなれた歩道をテクテク歩いて帰路に就いていた。

そして、気が付いた時には、見知らぬ工事現場のただ中に立っていた。
そこは、取り壊し中のビルの前、囲いの中の資材置き場だった。
少なくとも、彼自身は何をされたのか、全く理解出来ていなかったが、
種を明かせば意外と単純だった。

フルブースト状態の魔法少女に胸倉を掴まれ、
短時間の内に力ずくの最高速でそこまで移動していたため、
理解が追い付かない。これだけの事だった。

「上条恭介君?」

そして、恭介の目の前には、
体をすっぽりとマントで覆った成見亜里沙が不敵な笑みと共に立っていた。

「な、何?」

見た目、同年代らしい亜里沙に、恭介が怪訝な顔で聞き返す。

「ちょっと、聞きたい事あって顔貸してもらったんだけど………」

その時、資材の山の陰から、もう一人の少女がツカツカと接近して来る。
そして、亜里沙にドムッ、と、肘鉄を食らわせた。

「手荒な事をしてごめんなさい。
もう少し常識的な話し合いをする予定だったんだけど」
「つうぅーっ」
「一体、何?」

一応、まともな話の出来そうな新しい少女に恭介が声を掛ける。


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