ほむら「幸せに満ち足りた、世界」2.5(まど☆マギ×禁書)
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2:幸福咲乱 ◆5sHeUtvTRc[saga]
2016/01/03(日) 02:41:33.13 ID:FQv2s0UF0
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土曜日、上条恭介は、
ホオズキ市内の屋敷の正門でインターホンを押していた。
恭介の自宅も見滝原市内では立派な部類に入るのだが、
目の前の屋敷は明らかに一つ上の存在感を放っている。

「はーい」
「あの、上条です」
「今、開けるから入って」

電子ロックを解除され、恭介は正門から玄関に進みインターホンを押す。

「どうぞー」

恭介が扉を開き、玄関に入る。

「こんにちは」
「いらっしゃい」

そんな恭介を、奏遥香が出迎える。
その美少女の眩しい笑顔は、
同年代の少年のハートであればまず一撃食らわせる事が出来る威力。
恭介も又、特技以外、そちらの感性に於いては只の平凡な中学生に他ならない。

「上がって」
「お邪魔します」

促され、恭介は邸内に入る。
手入れの良さそうな長い髪に白いワンピースの遥香は、
いかにも清楚なお嬢様と言った雰囲気。
と、言語化できるかはとにかく、恭介の感性にそう響く。
案内された先で、恭介は促されるまま応接セットのソファーに掛ける。

「お待たせ」

声と共に、どこか温かで甘酸っぱい香りが漂う。


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