ほむら「幸せに満ち足りた、世界」2.5(まど☆マギ×禁書)
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198:幸福咲乱 ◆5sHeUtvTRc[saga]
2017/03/20(月) 02:25:17.49 ID:iAJJyARm0

「あの時計で長針が6に来たら巴マミに電話をしなさい。
それまでは黙ってこの部屋にいる事。
多大なる迷惑をかけて、悪かったとは思ってる」

レディリーを見せたのは、自分のスマホに表示した見取り図だった。

「特殊な技術でこの窓を開かせてもらった。
目立たない場所だから、
本職の泥棒に入られる前に鍵をかけておく事ね」

レディリーはスマホをしまい、
まどかの指輪を見せ付けながら離れた場所に置く。
レディリーと、何人かの黒ずくめがまどかに背を向けた。

現実問題として、レディリーはとにかく、
他の面々は変身前のまどかでは一対一でも勝てるとは思えない。
まどかとしては、ここで、賭けに出る度胸がある訳でもないし、
漠然とだが、レディリーの言葉を信じてもいい様な気もする。

取り敢えず、マミに伝わっていると言う事は、
仲間が助けに来てくれると信じたい。

レディリーがここで破局的な被害を出したら、
魔法少女をまともに敵に回して嬲り殺し上等の報復を受ける。
レディリーがこちらの事情をそれなりに知っているからこそ、
そんな馬鹿な事はリスクが高すぎる、と言う
彼女の言を信じられる気がした。


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