ほむら「幸せに満ち足りた、世界」2.5(まど☆マギ×禁書)
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164:幸福咲乱 ◆5sHeUtvTRc[saga]
2016/12/31(土) 03:30:10.07 ID:pKwKL5HU0

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「逃げられたかも知れない」

螺旋階段を地下へと下りながら、茉莉が言った。

「なんとなく、こっち側から人の気配みたいのがあったんだけど、
今はそれが消えてる」
「まさか、ツバキ達もその中にっ?」

茉莉の言葉に、華々莉が鋭く問い返す。
そして、到着した地下一階は、無機質なホールだった。

「これも、魔法陣ね。だけど、魔力の反応はない。
或は、こちらも一度発動させてシャットダウンさせた。
でも、さっきのと比べて物凄く複雑な内容よ。
様々な占いの要素が入り組んでる」

床を調べながら織莉子が言う。

「どう?」
「専門家って訳じゃないけど、素人目にも無理そうね」

マミに問われ、
最早ガラクタ同然のパソコンを操作していたほむらが言った。

「おいっ、ちょっと来いっ!!!」

遠くから、佐倉杏子の怒号が聞こえて来た。


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