ほむら「幸せに満ち足りた、世界」2.5(まど☆マギ×禁書)
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147:幸福咲乱 ◆5sHeUtvTRc[saga]
2016/12/08(木) 02:57:22.82 ID:qgufq2ev0

「私の占星術と財力に基づく調査力、聖カンナのコネクト、
それらを総動員して可能な限り調べ上げた。
まず、地理的要素の強い見滝原、風見野、あすなろ、ホオズキ。
その土地の魔法少女の中から、僅かな、ズレとも言えない違和感がある者達を」

「本当に何かおかしな事があるなら、
海香が分からない筈がないんだけどな」

レディリーの言葉に、カオルが改めて問い直す。

「そう。理論的には何のズレも間違いも無い。
只、私達、私と聖カンナの勘がそう告げただけの違和感。
ソウルジェムはマギカの魂の輝きそのものを現している。
私の占星術を持ってすれば、
極端な話ソウルジェムが二つあれば星座と対応させて世界を描き出す事が出来る」

「その世界は、今、私達がこうして生きている世界」
「ええ、その筈よ」

海香の問いに、レディリーは笑みを以て応じた。

「これだけのソウルジェムと対応させた場合、
かなり正確に世界は描き出される。
そして、その世界は、私の占星術が先々に至る迄その幸福を示し続けている、
至って穏やかで平和な、
災いらしき災いが絶えて見えない世界、そうなる筈。
時間みたいね」

僅かずつ動く星々を眺めていたレディリーが言い、
中央の、更に中央へと動き出す。
中央に置かれた祭壇に立ち、その上で両腕を広げて呪文を口にする。
聖カンナが目を細める。
テディベアに装着されたソウルジェムが淡い輝きを見せ始めた。


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