加賀「提督……あなたのスタンドは……この世の何よりも優しいスタンド」
1- 20
95: ◆rVyvhOy5r192[saga]
2016/04/16(土) 22:59:43.24 ID:awKFvz7Fo

 残りはどれも、乗り気がしない。

 とは言っても――――天龍の言う事は至極尤もであるのだ。

 街を守っている艦娘たちにも、その艦娘を助ける妖精たちにもなるべく憂いなく戦って貰いたいのが本音。

 となれば、


「……一丁、やるしかねーみてーだなぁー。お化け退治、って奴をよぉ〜〜〜」


 消去法で、解決する事件は決まっていた。


「フフ、怖いか?」

「そーゆーおめーは怖くねーんスか? お化けとか、亡霊とか……」

「何言ってんだ、提督! オレたちは一度沈んだ船だぜ? 今更お化けとか言われても、それがどーしたって感じだろ?」

「ああ、なるほど」


 言われれば尤もだ。

 天龍らは皆、前の大戦で――――仗助が生まれるより遥か昔の大戦で沈んだ船の記憶を引き継いだもの。

 オカルトだ、不思議だという話は的外れすぎる。

 ところで、


(……実際そこんとこ、どーなってるんだ? いまいち艦娘っつーのが何かよく判らねーんスけど)


 ここに来て仗助も、僅かな疑問を持った。

 天龍らがいかにこうして今を生きていて、そして、人の姿を取っているのか。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
159Res/63.47 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice