加賀「提督……あなたのスタンドは……この世の何よりも優しいスタンド」
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3: ◆rVyvhOy5r192[saga]
2016/01/01(金) 22:29:09.89 ID:e3MAfn1io

「……」


 仗助が、無言で動く。

 あとはただ、結果を開示する。それだけしかない。最早、如何なる読み合いも凌ぎ合いも意味をなさない審判の時間。

 ことここにきて騒いだとしても、まな板に打ち上げられた魚よりも無残を晒すのは必至。

 だからこそ、ここから不服を申し立てたり、あるいは無効を主張したりするのはとても勝負者としては有るまじき見苦しい態度にしかならない。

 故に無言。故に沈黙。

 だとしても――


「……どうしたんだ、それ」


 ジョニィが首を傾げた。

 視線の先には、積み上げられたガムシロップとミルクの塔を脇に追いやって――そのまま両手を開いて晒した東方仗助。

 見ようによっては、保安官の目の前で『無抵抗』を証明する市民のそれか。


「いや……かかってるチップがチップだからよぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜」


 頬を掛けるのなら、掻きながら呟くであろう仗助の言葉。

 僅かに顔を背けて、されど指の股まで開いてさらに続けた。


「『イチャモン』とかつけられねーように、身の潔白を証明しとかねーとなんねーッスからね」


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