加賀「提督……あなたのスタンドは……この世の何よりも優しいスタンド」
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102: ◆rVyvhOy5r192[saga]
2016/04/17(日) 00:19:24.10 ID:ON5J6KsdO

「それに――」


 と、区切って扉を見やる加賀。

 卯月も黙ってそれを辿り――それから首を捻る。


「扉がどうかしたっぴょん? 扉に挟まれたら別の世界に行くとか――」

「すぐ判るわ」


 そして、ぱたぱたと近付く足音。

 物静かというよりは元気、或いは慌て者、それか幼いか。

 卯月には聞き覚えがない――そんな足音。つまりは、新しい艦娘。

 余り大きなものを動かす音ではないので、低速の戦艦ではない。つまり、こう火力の艦娘ではない。

 果たして――勢い良く開かれたドア。


「……あなたが新しい艦娘? 航空母艦、加賀です」


 加賀が、奥ゆかしくお辞儀。

 それに答えた艦娘は、後頭部で括った薄紫髪を揺らして、勢いよく頭を下げて手を上げた。


「ども、青葉です!」




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