562:名無しNIPPER[saga]
2016/11/01(火) 22:42:02.66 ID:63dR5Gjr0
一夏「簪だって、引っ込み思案な自分を変えたいって思ってたんだろ」
簪「は、はいっ……思ってました……」ビクッ
簪(名前だけで……初めて……呼ばれた……)
一夏「簪は変われたんだよ。自分がそうなりたいって思う自分に。それって俺には凄い難しくて……ずっと頑張ってるのに全然出来なくて……多分楯無さんもあの姉ちゃんだってそうなんだと思う……誰にだってそうなんだと思う」
簪「でも……私は……まだ……全然……変われてない……皆を……助けられなかった……」
一夏「違う、少しでも変われたんだよ。今の簪はもう前の簪とは違うんだって、何も出来ないししようともしない弱虫じゃなくて、少しでも皆を助けようとする事の出来る奴になれたんだよ」
一夏「簪は凄い頑張って変われたんだ。凄い事をしたんだ。それって誉められて当然の事なんだよ」
簪「あ、ありがとう……ございます……」モジモジ
一夏「それにまだまだ変われてない、もっと変わりたいって思うのなら、これから変わって行けばいいんだよ。もし、俺に出来る事があったら言ってくれ」
簪「は……はい……じゃ、じゃあ……これから色々と……よろしくお願いします。織斑さん」ペコリ
一夏「おう、よろしくお願いされた」
本音(私は空気を読める子〜簪ちゃんの為に黙ってる〜)
簪(あんなに真っ直ぐ……見つめられたの初めて……)ドキドキ
一夏(うーん……デジャヴ、だな……クロエの時とほっとんど同じ事言っちゃったし、反応も何となくクロエに似てるし……)
一夏(うん?あれ?これってもしかして思わず何かこう……火に油を注いだみたいな感じの……ま、いっか)
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