843:名無しNIPPER[saga]
2017/11/04(土) 21:02:16.88 ID:Ijlr45TlO
貴音「……ぅ……はぁ……はぁ……」
ダークバハムート「………」
ダークバハムート「生物というものは、世に生まれ落ちてから皆等しく死へと向かっている」
ダークバハムート「我とてその全ての生物の思考を把握しているわけではないが、命が潰える瞬間にその者の胸中を支配するのは多くの場合、恐怖なのだと理解している」
ダークバハムート「タカネよ。お前は死が怖いか?」
貴音「……怖い……。そう……ですね……」
貴音「死に対する恐怖よりも……今は……後悔の念の方が強いかもしれません……」
ダークバハムート「……そうか。仲間との誓いを果たせぬことへの後悔か」
貴音「……そ、それも……ありますが……」
貴音「……一番強いのは、ばはむーと殿……貴方の想いに……応えられなかった気持ちです……」
ダークバハムート「我の想いだと……?」
貴音「はい……。そんなお姿になられてまで案じていた世界を……わたくし自身の手で救えないことへの……貴方に託された願いを叶えることができないことへの……後悔です……」
ダークバハムート「……莫迦な。世界のことなど既に我の知ったことではない。我は今や闇に身を窶した身だぞ」
ダークバハムート「タカネよ、お前は思い違いをしている。我はお前と戦うことができればそれで満足なのだ。その他のことはどうでも良い。お前が居ればこそ、我の真に存在する意味があるのだ……!」
貴音「………」
貴音「……ふ、ふふっ……。その言葉……捉え方によってはまるで愛の囁き、ですね……」
ダークバハムート「……愛だと!? 戯言を!」
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