804:名無しNIPPER[saga]
2017/09/10(日) 21:12:07.14 ID:E6eoG1uYO
月の女神「………」
月の女神「…………ふふふっ♪」
月の女神「なぁんだ、じゃあチハヤにとってあいどるはいらないものじゃなかったんだね」
千早「以前はそうは思わなかったわ」
千早「今は……大切だと思える。ファンの人たちとの繋がり、仲間との絆。誰かと繋がること、その温かさを私に教えてくれたのがアイドルだから」
月の女神「誰かと、繋がること……」
千早「でも、やっぱり私には歌しかないから、いつまでもアイドルでいるつもりもないの」
月の女神「えっ……なんで? なんで大切なものなのに捨てちゃうの? そんなのおかしいよ!」
千早「夢だから。自分の歌を世界のいろんな人たちに聴いてもらうのが」
千早「そしてそれは、アイドルのままではきっとできないことだと思うから」
月の女神「夢……」
千早「あなたがアイドルに憧れるのと同じように、私にも目指すものがある、ということなの」
月の女神「………」
月の女神「…………正直、よく分からないよ。けど、ちょっとだけわかった気がする。チハヤのこと、あいどるのこと」
千早「……ありがとう」
月の女神「ねえ、もうひとつ訊いてもいい?」
千早「何かしら」
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