803:名無しNIPPER[saga]
2017/09/10(日) 21:06:13.20 ID:E6eoG1uYO
千早「私は今まで、私のために歌を歌ってきた。自分の歌を認めてもらうために、一人で歌ってきた」
千早「でも、アイドルになってからは、それでは通用しなくなってしまった」
千早「何故なら、アイドルは……一人じゃ存在できないものだから」
月の女神「一人じゃ、存在できない……?」
千早「アイドルはね、自分のために歌うのではなく、聴いてくれるファンの人たちのために歌うものなのよ」
千早「アイドルはファンの人たちがいなければ存在できないの」
月の女神「………」
千早「アイドルになって私は、誰かのために歌うということを知った」
千早「自分だけのものだった歌がそうじゃなくなって、最初は戸惑いを覚えた。……でも、誰かと共有するということが、どこか温かく感じられて」
千早「だから、私にとってのアイドルは……」
千早「歌で誰かと繋がることを教えてくれた…………とても、大切なもの」
月の女神「………」
897Res/925.76 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20