P「ゲームの世界に飛ばされた」FINAL2
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685:名無しNIPPER[saga]
2017/04/09(日) 07:19:20.80 ID:yKLskMaYO

暗黒魔道士「ミキ……! 君は崖から落ちたはずじゃなかったのかい?」



美希「うん、ミキも『落ちちゃう〜』って思ったんだけど、なんとか必死に崖にしがみついて助かったの」



暗黒魔道士「なんて運のいい……」

暗黒魔道士「それじゃあもうひとつ質問だ。一体どうやってこの暗闇の中でボクの位置を特定した?」



美希「えーっとね、魔法が飛んで来る方向、詠唱から到達までの時間、その二つの情報からなんとなーく逆算しただけだよ?」



暗黒魔道士「……ふ、ふふ……無茶苦茶だね。ボクが絶えず移動しているかもしれないじゃないか」

暗黒魔道士「その可能性がある限り、魔法が飛んで来る方角から君が正確にこちらの位置を特定するのは不可能だ、絶対に」



美希「んー……その可能性はないって思うな」



暗黒魔道士「!」



美希「アンコクさんの魔法って、飛んで来る方向がだいたい同じだったの」

美希「今までに撃ってきた魔法全部がだよ?」

美希「それって、アンコクさんが同じ位置からずっと動いていないって断定するのに十分な情報なの」



暗黒魔道士「……!」

暗黒魔道士(簡単に言っているけれど、ミキにとって周りは暗闇……視界ゼロの状況だ)

暗黒魔道士(目印も何も無いそんな状況下で『自分も動きまわりながら飛んできた広範囲の魔法を利用して相手のいる方向、位置を特定する』なんて簡単に出来ることじゃない……)

暗黒魔道士(やはり、天才なのか……)




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