P「ゲームの世界に飛ばされた」FINAL2
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611:名無しNIPPER[saga]
2017/03/09(木) 21:47:00.89 ID:rmMzSg3nO

ベヒーモス「だが、ここで疑問に思うことがひとつあるんだ」

ベヒーモス「あいどるになるヤツってのはみんなあんたみたいに腕が立つ者ばかりなのかい? アタイがコトリ様から聞いたあいどる像とは随分違うみたいなんだけど……」


真「あー……うーん……」

真「えーっと……ほ、ホラ、修行して強くなったんだよ、きっと!」


ベヒーモス「ふーん……まあ、アタイたちと戦うつもりだったんなら修行もするだろうけどさ」

ベヒーモス「でも、衣装はどうしたんだい? あいどるってのはもっとこう……ふ、フリフリのカワイイ衣装とかを着るもんじゃないのかい?」


真「……そりゃあ、ボクだってフリフリの衣装を着て戦いたいよ」

真「でも、今のボクにはあんまり似合わないかなって」

真「でも、いつかはそういうキャピキャピの衣装が似合う女の子に絶対なるんだ!」


ベヒーモス「………」

ベヒーモス「……最初から思っていたけど、マコト、あんたまさか、女なのに男っぽく見られるのが悩みだったりするのかい?」


真「えっ! どうして分かったの!?」


ベヒーモス「あんまり自分で言うのもなんだけど、実は……アタイもあんたと似たような境遇なんだ」

ベヒーモス「だいたいのヤツはアタイのことをレディとして扱ってくれやしない」


真「そっか……君もそうだったんだね。すっごく分かるよ、その気持ち」


ベヒーモス「あいどるになるためには可愛らしさも必要だって聞いた。そうだろ? マコト」


真「うん。だからこそ、ボクはもっともっと女の子らしくならなきゃいけないんだ!」


ベヒーモス「それはアタイだって同じだ。アタイも一応、その……お、女の子なんだからね!」

ベヒーモス「でも、だとしたらこうも考えられる」

ベヒーモス「アタイたちは似た者同士、つまり……」




ベヒーモス「あんたとアタイの勝負は、女の子らしさを賭けた戦いだ、ってね……!」バーン




真「な……なんだってー!?」ガビーン




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