610:名無しNIPPER[saga]
2017/03/09(木) 21:39:52.06 ID:rmMzSg3nO
ベヒーモス「ちっ……しぶといねぇ、マコト」
ベヒーモス「アタイの攻撃にしっかりついてくるその運動量、流石だよ」
真「……ははっ、そっくり言葉を返すよ、ベヒーモス」
真「君の圧倒的なパワーには本当に驚かされる。まさかこんなに苦戦することになるとは思わなかったよ」
真「……でも、こうも思うんだ」
真「『もっとこの時間が続いて欲しい』ってさ」
ベヒーモス「………」
真「もちろん、ずっとここにいるなんてそんなわけにはいかない。ボクは小鳥さんのもとへ行かなくちゃならないから」
真「ただ、君との勝負が思った以上に楽しくってさ。この勝負もいつかは終わっちゃうんだって思うと、少しだけ決着をつけるのが惜しい気がして……」
ベヒーモス「………」
ベヒーモス「……あんたは不思議だね」
真「えっ?」
ベヒーモス「アタイのパワーを見て怖気づくどころか、真っ向から勝負を挑んで来る。それも、アタイのパワーに匹敵するほどの技で」
ベヒーモス「だからアタイはもっと強いパワーをあんたにぶつける。当然マコトも技の威力を更に上げて対応してくる」
ベヒーモス「アタイはこれでも親衛隊の隊長だ。アタマ張ってるからには負けるわけにはいかない」
ベヒーモス「でも……そんな立場なんて関係なく、あんたとのやり取りをアタイも『楽しい』って思っちまってる」
ベヒーモス「……あんたのそのまっすぐな気持ちにそう思わされたんだ、きっと」
ベヒーモス「ふふっ、アタイもまだまだ若いねぇ……」ニヤリ
真「……へへっ」ニコッ
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