P「ゲームの世界に飛ばされた」FINAL2
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527:名無しNIPPER[saga]
2016/10/29(土) 07:41:03.68 ID:kgLR5JNJO

律子「まず一つ目。あなたは小鳥さんとはぐれたって言ってましたけど、じゃあなんで小鳥さんは迎えに来ないんですか?」

P「それは……」

P「分からない。小鳥さんにも何か事情があったんじゃないか?」

律子「苦しい言い訳ですね。この地下渓谷は小鳥さんの庭のようなものらしいじゃないですか。それなのにあなたを迎えに来れない事情ってどんな事情なんでしょう?」

P「それが分からないからここにいるんじゃないか」

P「律子、お前はいつから仲間を疑ったりするようになったんだ?」

律子「………」

春香「あ、あの、二人ともケンカはダメですよ?」

律子「……ま、いいです。じゃあ二つ目の違和感」

律子「あなたは私たちよりも先にこの階の罠について知っていたみたいですけど、それはどうやって知ったんですか?」

P「? それは重要なことなのか?」

律子「重要です」

律子「この階の罠は、さっき判明した通り『無限ループの罠』です」

律子「でも、それって一人で気づけることですか?」

春香「どういうことですか?」

律子「私たちはさっき春香を使った実験でこの階の罠を知った」

律子「そして、その実験を提案したのはこの人。つまり、この人は私たちが来る前からこの階の罠を知っていたことになるわ」

春香「はい、そうなりますね」

P「………」

律子「でも、じゃあこの人はどうやって罠の内容に気づいたの?」

律子「さっきの実験みたいに先へ進む人とその場に留まる人に別れれば無限ループだと気づけるけど、果たして一人の時にその事実に気づくことができるかしら?」

春香「……確かに、一人だとさっきみたいな実験は出来ないし……」

P「そんなの簡単だよ。石か何かで壁に印を付けて、しばらく進んで同じ印が見つかれば無限ループしているってことだ。これくらいは誰でも思いつくことだと思うぞ?」

春香「あっ、なるほど」

律子「……ふむ」




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