501:名無しNIPPER[saga]
2016/10/28(金) 19:57:35.61 ID:lU/e7KMhO
ー 月の地下渓谷 B9F 階段 ー
ザッ ザッ
春香「……とうとう三人になっちゃいましたね」
律子「そうね。でも、ここまで来たらあとはもうとにかく突っ走るしかないわ」
貴音「ええ。……皆の為にも」
春香「そうですね!」グッ
貴音「……それより春香、気づいていましたか?」
春香「へっ? 何をですか?」
貴音「先ほどの美希の手、僅かに震えていました」
春香「………」
律子「美希の手が?」
貴音「はい、四人で手を繋いだ時の事です。真っ暗でしたので表情までは分かりませんでしたが」
律子「うーん……でも、あの子に限って今さら怖気づいたってことはないでしょう?」
貴音「ええ、先ほどの美希の行動を鑑みるに、それはあり得ないと思います。戦いを恐れている者があの様に積極的に動けるとは思えません」
律子「じゃあ、美希はいったい何に怯えてるっていうの?」
春香「………」
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