P「ゲームの世界に飛ばされた」FINAL2
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488:名無しNIPPER[saga]
2016/10/16(日) 00:27:19.62 ID:YvXj+c6MO
ー 月の地下渓谷 B9Fへの階段 ー


ザッ ザッ

春香「……えーっと、次が地下9階段でしたっけ?」

貴音「ええ。この地下渓谷も残すは四分の一ですね」

春香「そっか、もうそんなに来たんですね。……早いなぁ」

美希「四分の一……かぁ」

春香「美希? どうかしたの?」

美希「あは☆ 早く小鳥に会いたいのー!」

律子「呑気ねぇ……。その前に親衛隊をおそらくあと三体は倒さなきゃいけないのよ?」

貴音「………」

美希「……分かってるの。でも、もう終わっちゃうんだね」

春香「美希……」

春香「……よしっ。みんな、気合い入れて行こうっ!」グッ

律子「それはいいけど春香、あんまりはしゃぐと転ぶわよ?」

春香「えへへっ♪ 大丈夫ですよ!」

春香「こう見えて私、この世界へ来てからまだ83回しか転んでないんですよっ?」

律子「えっと……それってすごいの?」

美希「いまいちピンとこないの」

貴音「わたくしたちがこの世界へ来て二ヶ月ほど経ったと仮定すると、だいたい一日一回強……ですか」

貴音「あまり変わり映えのない数字に思えますが」

春香「うぅ……元の世界よりも一日平均0.2回くらい少ないのに……。みんなヒドい……」

春香「と、とにかく頑張るぞー!」ズルッ

春香「ってうあーーーー!!」ゴロゴロ


…どんがらがっしゃーん!!


律子「……あーあ、言わんこっちゃない」

貴音「注意を受けて即転ぶとは、最早職人の領域ですね」

律子「あの子の体幹ってどうなってるのかしら。ホント謎だわ」

美希「……ねえ、それより貴音?」

貴音「どうしました、美希」

美希「次の階ってあんなに真っ暗なの?」スッ

貴音「真っ暗……?」チラッ

貴音「……ふむ、確かに真っ暗ですね」

貴音「以前は暗闇に包まれた階などなかったはずですが……」

律子「……嫌な予感がするわ。春香を追いかけましょう」

ザッ ザッ




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