P「ゲームの世界に飛ばされた」FINAL2
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374: ◆bjtPFp8neU[saga]
2016/08/28(日) 18:49:02.71 ID:VRt3rZWL0
ー 月の民の館付近の丘 ー


真「…………せいっ!」バッ



…ドガアアァァアアン!!




雪歩「わぁ……山が一つなくなっちゃった……!」

雪歩「やっぱりすごいね、真ちゃん」


…スタッ

真「そんなことないさ。気の流れを上手く操ることができれば、こんなの誰にだってできるんだ」

真「特に、今までずっとボクの修行に付き合ってくれていた雪歩なら、もう気の流れっていうものを理解しているはずだよ?」

雪歩「で、でも私、まだよく分からなくて……」

真「……うーん」



真「……いいかい雪歩。気っていうのは誰だって自分の体の中に持っているものなんだ」

真「大切なのは、どうやってそれを外へ出してやるか」

雪歩「体の外へ……?」

真「うん。頭で考えるんじゃなくて、感じるんだ。自分の中に揺らいでいるエネルギーを解放するイメージを思い描くんだよ」

雪歩「自分の中の、エネルギー……」

真「そのエネルギーを……」ユラ…


真「…………拳に込めて、撃つッ!!」ブンッ


ドゴオオオオォォオン!!!



真「……まあ、雪歩にはアダマンアーマーと伝説のスコップがあるし、あんまり必要ないのかもしれないけどね」

雪歩「……ううん、そんなことないよ。真ちゃん、私に教えて!」

真「……へへ、分かったよ」ニコッ

真「ただ、明日にはもう出発だ。時間的に教えてあげられるのは簡単な事だけになっちゃうけど、それでもいいかな?」

雪歩「よ、よろしくお願いします、師匠!」

真「し、師匠?」

真「……ま、まぁいいや。それじゃ、もう一度ボクの動作をよーく見ててね?」スッ

雪歩「お、押忍っ!」




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