362: ◆bjtPFp8neU[saga]
2016/08/28(日) 18:01:04.20 ID:VRt3rZWL0
黒井「……北斗、どうするつもりだ。あの老人を追うと言ったのはお前なのだぞ」
北斗「まずはあの人と接触しようと思ったのですが……。すみません、機会を逸したみたいです」
翔太「……確かに、今はちょっと声かけづらいよね」
黒井「……仕方がない、ほんの少しだけ時間をやろう」
翔太「えっ? 黒ちゃん本気?」
黒井「私とて鬼ではない。無様なあの老人に後悔する時間くらいはくれてやる」
北斗「社長……」
翔太「へぇ〜、黒ちゃんいいとこあるじゃん! 僕、見直しちゃったよ!」
黒井「……フン」プイッ
高木「ふふ……」ニコッ
高木「…………ん?」チラッ
冬馬「………」
高木「鬼ヶ島君、どうかしたのかい?」
冬馬「いや……」
冬馬「この村ってさ、こないだ会った月から来たっていう魔物に滅ぼされたんだよな?」
高木「……!」
冬馬「俺、あの時はとっさに魔物を助けちまったけどさ。……もしかしてこの世界の人間のためにならねー事をしたんじゃないかって……」
翔太「冬馬君……」
北斗「冬馬……」
黒井「………」
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