P「ゲームの世界に飛ばされた」FINAL2
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134: ◆bjtPFp8neU[sage saga]
2016/04/16(土) 09:39:14.75 ID:Gx17QCPmO

響「……でもさ、よく考えたら自分たちも友達と戦う事になるんだよね」

やよい「……えっ?」

響「ほら、プロデューサーが言ってたでしょ? ピヨ子を倒さないと元の世界に帰れないって」

やよい「そ、そうなんですか!?」ガーン

やよい「わたし、小鳥さんに会ったらこのゲームは終わりなんだとばっかり思ってましたー」

真美「やよいっち、やっぱりちゃんと分かってなかったんだね」

やよい「……あの、わたしたち、小鳥さんとたたかわないとダメなんですか……?」

響「……分からない」

やよい「……う?」

響「自分も正直まだよく分からないんだ。ピヨ子の考えも、どんな顔でピヨ子に会えばいいのかも」

響「ピヨ子の事だから、いつもの悪ふざけみたいなノリなのかもしれないし、でも、もしかしたら……」

真美「………」

やよい「………」

響「……って、なんだか暗くなっちゃったな。こんな顔してたら、律子たちが心配しちゃうかも」

やよい「うー、わたし、みなさんに心配かけちゃうのはいやです」

真美「だいじょーぶ、きっとなんとかなるよ!」

真美「ほら、よく言うっしょ? 信じる者は足元すくわれるって!」

響「いや、それ、信じる意味がないんじゃ……」

真美「とにかく、元気出して行こうよって事!」

響「うん……そうだな。ここで悩んでても答えは出そうにないし……」

響「よーし、じゃあ景気付けに、誰が一番にあの館までたどり着けるか競争だ!」ビシッ

やよい「うっうー! 負けませんよっ!」ピョン

真美「ちょ、ちょっと待った! ひびきんとやよいっちに勝てるわけないじゃんかー!」

響「行っくぞー!」ダッ

タタタタ…

やよい「真美、おいて行っちゃうよ!」ダッ

タタタタ…

真美「うわーん! 待ってよー!」

タタタタ…



真美(……ホントのホントにもうすぐピヨちゃんと戦うんだよね、真美たち)

真美(どんな顔で会えばいいのか、かぁ……)

真美(いつも通り楽しくってカンジにはいかないのかな)

真美(真美、暗いのはやだなー)



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