提督「うぉゎぁああああああああああああああああああああああああああ」
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144: ◆kquYBfBssLZl[saga]
2016/04/01(金) 02:43:48.24 ID:tD9q/d1NO
〜〜

ごくり、と生唾を飲み込む音はどちらのものだったか。
或いは、私とユーちゃん、二人ともだったかもしれない。
ソレは、つい先日に雷が絵に描いたモノそのままで。
しかし、むせ返るような臭いとリアルな脈動を伴って、私達の目の前に飛び出した。
赤黒く腫れ上がったその見た目は、確かに、何も知らない無垢な少女が見たのなら、病気と思い込んでも仕方がないかもしれない。
血管が浮き出ていて、包茎、と言うのか、少しだけ先の部分に皮が被っている。
夜の暗闇の中で、私達二人の視線は、ソレに釘付けになっていた。
どれぐらいの時間が過ぎたのか、ユーちゃんの熱い吐息が、私の耳にかかる。
そこで私は、自分が息を止めていたことに気が付いた。
息を呑む、というのを、初めて体験した気がする。
兎にも角にも、私は呼吸を再開するために、肺に溜まった空気を細く吐き出した。

「ひゃぁ……」

その瞬間、目の前にある司令官の逸物が大きく跳ねた。
ユーちゃんがそれを見てか細い悲鳴をあげ、ぺたん、と後ろに尻餅をつく。
私は突然のことに完全に思考が停止し、ズボンに手をかけたままなのも忘れて、茫然とソレが震える様を見つめていた。
びく、びく、と跳ねるように脈動し、やがて収まったソレは、今もなお、そこに聳え立っている。
……今のは、まさか、私の息に反応して……?

「ふー……っ」

好奇心は猫をも殺す、とは言うが、こんな状況でイタズラ心を擽られない者などいないだろう。
私は再度、司令官の逸物に、先程よりも強く、長く、息を吹きかける。



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