本田未央「プロデューサーとのごはん」 その2
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710: ◆Tw7kfjMAJk[sage saga]
2018/04/22(日) 21:05:43.88 ID:swKObOD40
未央「とかなんとかやってる間に、握りの時間だよ。まずは……イカ!」

藍子「突き出しでも出ましたけど、やっぱり全然違いますね」

凛「じゃあ、早速……ん。これ……すごくおいしい」

P「身は包丁が入れられてやわらかく、すっきりとした強い甘みが噛むごとに広がる。そんでまた、酢飯がうまいんだよな。うまいイカと喧嘩もせず、しっかりうまい」

未央「歯切れも良いね。でも同時に、ふわっと口の中で解けるみたいな感じもする。……うん、すごくおいしい」

藍子「次は……カスゴ? って」

P「春の子と書いてカスゴだな。鯛の幼魚だ」

未央「ほうほう、鯛の……ん! んんー! おいしい!」

藍子「やわらかくて……でも、旨味も強くて。それが口の中で酢飯と混ざって……おいしいです」

凛「次は鯖だね。……うん、おいしい。脂が舌の上を流れるみたいに溶けていくね」

未央「それから、しっかりとした旨味もあって……おいしいなぁ」

P「で、ヅケ。……ああ、うまいな。ちょうど良い。程よい酸味がまた良いな」

藍子「イクラ……おいしいです。イクラそのものの味、という感じで、どこかすっきりとした味わいで、とっても、おいしい」

凛「蛤、か……おいしいね。やわらかい。甘くてコクのある煮詰めと蛤の風味、そこに酢飯が絡み合って……うん、すごくおいしい」

未央「そして、海老! ……んー! めちゃくちゃおいしい! と言うか、甘いね! 肉厚で、何と言うか……幸せが凝縮されているみたい」

P「それから穴子。……溶けていく。ふわふわとして柔らかく、香り良く、酢飯と絡まり合って、口の中で解けて溶ける。……最高だな」

未央「……おまかせはこれで終わり?」

P「ああ。お好みでも食べたいと思ったんだが……どうする? まだ食べるか?」

未央「食べたい」

藍子「プロデューサーさんがよければ」

凛「私も」

P「よし。それじゃ、俺は小柱と平目と海胆と鰯と――」

未央「いきなり多い」

藍子「そんなに食べたいものがあったんですか……」

凛「……まだ食べてないのを目の前で食べられたら、食べたくなりそうだね」

未央「あ」

藍子「……プロデューサーさん、できればそんなには注文しないで下さいね」



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