153: ◆Tw7kfjMAJk[saga]
2016/02/12(金) 12:29:50.19 ID:tSKMbjR30
未央「じゃあ頼もうよ。えーっと……この、マツバの唐揚げって?」
P「マツバ……マツバか。鶏肉だな。鎖骨か何かの付け根の部分、だったか。俺もあんまり食べたことはないな。確か名前の通り『松の葉』のように見えることからそう呼ばれているらしい」
未央「ほうほう……おいしいの?」
154: ◆Tw7kfjMAJk[saga]
2016/02/12(金) 12:35:40.59 ID:tSKMbjR30
――
P「ん、来たな」
155: ◆Tw7kfjMAJk[saga]
2016/02/12(金) 12:38:21.29 ID:tSKMbjR30
未央(ということで、マツバの唐揚げ。マツバの唐揚げ……プロデューサーの言った通り、骨の付け根の部分、なのかな。松の葉のような形の骨に、お肉が付いている感じ?)
未央(お肉がいちばんおいしいところは骨の周りって言うこともあるし、おいしいのかなー。どうなのかなー。まだこのお店は雰囲気だけしかわからないんだけれど、それだけでも期待値が上がっているんだよねー)
未央(ちょっと食べにくそうだけど……うん、とにかく、食べてみよう)パクッ
156: ◆Tw7kfjMAJk[saga]
2016/02/12(金) 12:41:57.47 ID:tSKMbjR30
――
未央「で、来ましたね、ざるそばさん」
157: ◆Tw7kfjMAJk[saga]
2016/02/12(金) 12:45:06.15 ID:tSKMbjR30
未央(ということで、プロデューサーの言う通り、まずは何も入れないで、おつゆにつけて……っと)
未央(では、いただきます)ズズズ……
未央「……ん!」
158: ◆Tw7kfjMAJk[saga]
2016/02/12(金) 12:52:06.26 ID:tSKMbjR30
――
未央「そば湯……そば湯だ」
159: ◆Tw7kfjMAJk[saga]
2016/02/12(金) 12:58:57.86 ID:tSKMbjR30
未央(えーっと、とりあえず、このそば湯をこのおつゆに入れて……)トクトク……
未央(それで、これを飲む、と。……うん、とりあえず、飲もう)ズズ……
未央「……あ」
160: ◆Tw7kfjMAJk[saga]
2016/02/12(金) 13:13:02.34 ID:tSKMbjR30
――店の外
未央「はー……おいしかったー」
161: ◆Tw7kfjMAJk[saga]
2016/02/12(金) 13:17:08.21 ID:tSKMbjR30
未央「む、なんだか他人事……プロデューサーは幸せじゃないの?」
P「俺か? ……うん、幸せだな。未央が幸せでいてくれるなら、俺は幸せだよ」
未央「……プロデューサーって、結構、そういうところあるよね」
162: ◆Tw7kfjMAJk[saga]
2016/02/12(金) 13:20:26.40 ID:tSKMbjR30
未央「そう? そっか。そうだよね。……ねぇ、プロデューサー」
P「ん?」
未央「プロデューサーの言う通り、プロデューサーは王子様じゃないかもしれないけど……魔法使いかもしれないけど……それでも、私の気持ちは、一緒だからね」
814Res/601.32 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20