女神
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85:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/14(木) 23:23:49.02 ID:e5rLf//zo

 登校しても、夕也はまだ教室にはいなかった。まさか自宅でずっと有希のことを待って
るんじゃないだろうな。いや。いくらあいつが馬鹿でも、いつものように迎えが来なきゃ
有希にメールか電話くらいはするだろう。

「おはよう」

「あ、二見さん。おはよ」

 二見が笑顔で俺に声をかけてくれた。何でこいつがぼっちなんだ。笑顔で屈託なさそう
に俺に話しかけてくるっ二見を見て、もう何度目になるかわからない感想を抱いて二見に
あいさつを返した。

「今日はまだ広橋君来てないの?」

 何でこいつが。俺はすぐにはこいつに返事ができなかった。

「あ、変なこと言って何かごめん」

 何でこいつはこんなにすぐに状況を把握しちゃうんだろう。

「いや。あいつ、今日は来ないかもな」

「そうか」

 クラスのみんなの視線が痛い。そんなに普段ぼっちのやつと親しげに話しているのが珍
しいのか。

「それよかさ」

「うん」

「昨日おまえが言ってたさ、その・・・・・・女神行為つうの? それよくわかんなかったよ」

「なあに? 早速見ようとしたの?」

「つうか気になるじゃん」

「気になるって、そんなに見たいの?・・・・・・ああ、そういう意味で見たいんじゃないの
か」

「へ?」

「板によってはすぐにスレが落ちちゃうとこもあるしね」

「はあ?」

「女神板ならそんなに早くは落ちないけど、画像は見れないよ。即削除してるし」

「意味がわからん。さっきからおまえの話しについていけないんだけど」

「君ってさ」

「何だよ」

「そんなにあたしに興味があるの?」

「い、いや」

「そう?」

「本当はよくわかんねえ」

「そか。まあ、君ならいいか」

「え?」

「じゃあさ、今夜始める時に携帯にメールしてあげる」


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