女神
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139:名無しNIPPER[saga]
2016/02/25(木) 00:32:52.63 ID:rrQrdOTto

「そうか。じゃあ続ける。でも君があたしが女神行為するのを嫌になったら、その時は真
剣にどうするか考える」

「そう」

 俺が嫌になったら止めるんじゃねえんだな。

「あのさ」

「うん」

「女神行為とかってさ。やっぱり綺麗な自分を見てほしいとか他人に認めて欲しいとかほ
めて欲しいとか、そういのも動機のひとつなんでしょ?」

「よくわかってるね」

「まあね。それでさ、おまえはこれまで学校でぼっちだったということもあって、人に認
めてもらえる場が2ちゃんねるとかだったと思うんだよ」

「そうかもね」

「でももうおまえは学校でぼっちを止める宣言したじゃんか? 多分これからは学校で男
女問わずすげえもてると思うんだ」

「そんなことないと思うけど」

「賭けてもいいけどそうなるよ。そしたらリアルで認知されるわけだけど、それでも女神
行為で評価されたいものなのかな」

「うーん。正直自分じゃわかんないや」

 多分、それは嘘じゃないんだろう。本当に優は戸惑ったようにそう言ったのだ。初めて
そんなことを気がつかされたかのように。

「そうか」

「女神板でさ、女神雑談所ってスレがあってね」

「そんなものまであるのかよ」

「うん。それで他の女神と話したことあるんだけど、ぼっちなんて一人もいなくてさ。み
んなリア充の女子大生とかOLとか主婦とかなのね」

「そうなんだ」

 主婦ってどうなのよ。そんな人まで女神やってるのか。

「みんなじゃないけど、コテトリつけてる人多いしその人たちの画像見たこともあるけど、
みんな綺麗な人たちなんだよね。絶対リアルじゃリア充だなって思ったもん」

「そうか」

「だから一概にリアルが充実していない女の代替行為とは決め付けられないかも」

「深いな」

「深いんだよ」

 優が俺の反応を面白がっているかのように微笑んだ。

「まあ、いいや。そろそろ駅に着くな」

 自分ですら優の女神行為に対してどう考えているかわからないのだ。この状態で優に対
してこれ以上言えることはないだろう。

「うん。学校まで手を繋いで行ってもいい?」

「そうしようか」

「何か嬉しいな」

 まあ深く考えることもないか。せっかく俺にも可愛い彼女ができたんだし。それに、麻
衣に優のことを話すという、胃の痛いミッションがまだクリアできてないしな。この時の
俺にはそっちの方が気になっていたのだ。


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