末妹「赤いバラの花が一輪ほしいわ、お父さん」(最終章と後日譚)
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607: ◆54DIlPdu2E[saga]
2018/07/26(木) 00:29:30.18 ID:yFeLJr7c0
商人「が、頑張りなさい……応援するよ、末妹……」

末妹「お父さん……」

次兄「……えーっと……」

次兄「もうちょっと具体的な話をした方が、よくないですかねえ?」タスケブネ

商人「は」

商人「そ、それもそうだね……末妹、どのくらい考えているんだい?」

末妹「はい、あの……一番近い、隣町の養成学校に正式に入学するか、それとも」

末妹「市内の学校で代用教員として働きながら、養成学校の集中講義や資格試験を受けて、正式教員になるか」

末妹「今考えられるのは、これくらいだと思うの」

商人「……」

商人「うん、なかなか現実的な発想だね末妹……さすがはしっかり者だ」

商人「我が家には……お前を卒業後すぐに働きに出せねばならぬような理由はない」

商人「商売が最低でも現状維持であれば、の話だが」

商人「座学のみならず実践を積みたくば、養成学校から短期間の派遣を斡旋してもらう手もある」

商人「と言うわけで、まず初めの1〜2年だけでも、養成学校で学ぶことに集中してみてはどうかな?」

末妹「え」

末妹「正式入学になったら……隣の市で寮か下宿か、とにかく家を離れることになるけれど……」

商人「もちろん知ってるよ、住む場所は私も一緒に探すが、お前なら心配ない」ニコ

末妹「お、お父さん……!?」

次兄「」



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