末妹「赤いバラの花が一輪ほしいわ、お父さん」(最終章と後日譚)
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606: ◆54DIlPdu2E[saga]
2018/07/26(木) 00:27:39.02 ID:yFeLJr7c0
商人の家、居間。

商人「そうか、菫花君にとっては本当に良い旅になったようだな」

末妹「ええ、本当に」

商人「それに……親が子供とわかり合えるのは簡単なようで難しいものだが」

商人「だからこそ、お互いの想いが通じたと実感できる瞬間はどんなに尊いか」

商人「師匠様にも、きっと良い旅になっただろう……」

長姉「お父さん……」ニコ

次兄(あの長姉ねえさんとは思えぬ穏やかな微笑)

次兄(これも元を辿れば幼馴染男さんの愛の影響力とやらなのか……)ムムム

商人「次兄、ややこしい顔して黙り込んでいるけど、体の具合が悪いのかい?」

次兄「はっ!? い、いいえ、なんともありません、何ひとつやましいことなどありませんよ!?」アセアセ

長姉「何をうろたえているんだか、変な子」

末妹「……」

末妹「あのね、お父さん」

商人「ん?何だい?」

末妹「今の学校を卒業してからのこと……そろそろ話をした方がいいと思うの…」

次兄(お、いよいよですな末妹)

商人「そうだな、お前も来年は15歳、町の学校に通うのもあと1年くらいか……早いものだ」

商人「で……お前はどうしたいのかな」

末妹「……私、将来は学校の先生になりたいんです」

商人「そ 長姉「いいじゃない!?末妹には向いてるわあ!!」

商人「あ 長姉「教員養成学校に行くのね、あんたなら大丈夫、絶対合格するから!!」

商人「え 長姉「ね、お父さん、素敵な話よね!!」

商人「……う、うむ……」
 


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