末妹「赤いバラの花が一輪ほしいわ、お父さん」(最終章と後日譚)
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569: ◆54DIlPdu2E[saga]
2017/12/24(日) 23:50:29.48 ID:lPkqkoxH0
長兄「状況はなんとか理解できたし、末妹の気持ちもわかる、なんとかしなきゃならない……とは言うもの」

長兄「俺達にどんな助言ができるやら……」

次姉「うーん……そうねえ……」

次姉「……あんた達がそっちに行ってから今までに起きた出来事の中に……ヒントはないかしら?」

(末妹「これまでの出来事……」)

(末妹「野獣様のかけらを通じて、どこかに呼ばれているような気がして……」)

(次兄「俺が居眠りしていると思しき末妹の方に触れた途端、眠くなって……気がついたらここへ」)

(野獣「二人が最初に出会ったのが私、3人で現実世界にいる菫花の様子を覗いて見ると……」)

(野獣(このあたりは菫花の名誉に関わるから具体的なことは口に出さない方がいいな))

(野獣「ここに現れた菫花をある理由から一旦現実世界に戻して、また改めて来てもらって、色々あってやがて師匠も現れた」)

次姉「……現実世界に戻して……?」

商人「そ、そこだよ、どうやって戻したんだい!?」

(野獣「あ」)

(野獣(し、しまった……))

(師匠「ふむ……いや、現実世界の菫花と儂の肉体はすぐそばにあるのだ」)

(師匠「この場所は野獣の夢の世界に儂が張った結界が重なった世界、結界は我々が訪れた旧小国王城の庭に張られている」)

(師匠「だから儂と菫花だけは、いつもの夢の世界から戻るのと同じ方法で肉体に戻れる」)

長姉「なんだ、要するに参考にならないってことね」

次姉「……でも何かひかっかるのよね」

家政婦「次姉様、なぜ一旦戻す必要があったのでしょうね?」

次姉「ああ、それよ、どうせまた呼ぶなら、なぜ戻したの?」
 



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