末妹「赤いバラの花が一輪ほしいわ、お父さん」(最終章と後日譚)
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552: ◆54DIlPdu2E[saga]
2017/11/26(日) 23:54:36.30 ID:GY9UkbxK0
商人の家、末妹の部屋。

家政婦「……状況は理解致しました」

次姉「今までのことを考えると、さほど心配はいらないと思うけど……家政婦さんはどう思う?」

家政婦「私も、お二人とも自然にお目覚めになると思います」

家政婦「ただ、それがいつになるのか予想できないのは不安ですわ」

商人「だよねえ……このまま明日も明後日も眠り続けてはお腹も空いてしまう、可哀相に」オロオロ

長姉「寝言でもいいから『いつ戻る』って教えてくれないものかしら?」

長兄「う〜ん、耳元で呼びかけたら通じないかな……?」

次姉「兄さんがそんな発想をするなんて」

長兄「意識のない病人に耳元で呼びかけたら、その言葉だけは目覚めてからも覚えていたって話は何度か聞いた」

長兄「根拠はあるんだよ」

…………

(野獣「仮想の窓、皆見えるな?」

(次兄「やっぱり心配してる、当たり前だけど」)

(メイド「家政婦さん……」)

(師匠「儂だって今すぐにでも安心させてやりたいのだぞ」)

(王子「こちらの状況を伝えることはできませんからね……」)

(末妹「……仮想の窓……」)
 


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