末妹「赤いバラの花が一輪ほしいわ、お父さん」(最終章と後日譚)
↓
1-
覧
板
20
477
:
◆54DIlPdu2E
[saga]
2017/03/12(日) 01:49:26.56 ID:bgu+yfMr0
師匠「綺麗事を並べてもそれが真実だ」
師匠「菫花と再会して数カ月、儂は話せなかった、まだ早いと、機は熟していないと思っていた」
師匠「……本当は、話したくなかった」
師匠「お前と共に過ごす時間がもう少し長くなるまでは」
師匠「……恨むならば、王でもなく、王妃でもなく、民でもなく、ギルド長でもなく」
師匠「儂を恨め、今こうして生きている儂を……」
師匠「……そう、虫のよい話ではないか」
師匠「自由になったお前を引き続き見守る立場に徹すればよかった」
師匠「お前のためお前を受け入れるこの時代の人々ため関わる、それこそ綺麗事よ」
師匠「……使用人達と少年と少女、彼等彼女等がいる、あいつには」
師匠「夢の世界には、野獣もいる」
師匠「何が……儂の息子だ、あいつの父親だ、そんな虫のいい話があるか……」
師匠「考えたら、あの話をするまでもなく、あいつに好かれる理由があるものか」
師匠「いつも罵倒してばかりだったではないか……」ハァ
師匠「……儂も弱いぞ、学友よ、買い被り過ぎだ……」
…………
結界の内側。
王子「う……うう……」
王子「うわああああん」
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
689Res/550.84 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
書[5]
板[3]
1-[1]
l20
末妹「赤いバラの花が一輪ほしいわ、お父さん」(最終章と後日譚)-SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1445949058/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice