末妹「赤いバラの花が一輪ほしいわ、お父さん」(最終章と後日譚)
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383: ◆54DIlPdu2E[sage saga]
2016/11/03(木) 23:18:49.71 ID:IQETRAQv0
……………………

商人の家。

商人「うん、親戚1さんが設けてくれる、彼等と私の話し合いの場についての件だよ」

商人「初めはあちらの3人が南の港町に来てくれるつもりでいたのだが」

商人「私の方に、仕事で西端都市を訪れる用事ができたのでね、彼等さえよければ……とこちらからお願いしたんだ」

長兄「今回はそれを承諾してもらえた返事なんだね」

次兄「敵陣に単騎で乗り込んで行くとは……父さんの戦法やいかに?」

次姉「何を言ってるのよ」ハァ

商人「敵陣も何も……別に戦いに行くわけじゃないし、勝った負けたって話でもないからね」

商人「彼らの自宅でもない、3人でゆっくり話せる部屋を予約してくれたそうだ」

商人「……まあとにかく、そんな不安げな顔をしないでおくれ、な、末妹?」ニコ

末妹「あ」

末妹「私、そんな顔していたのね……ごめんなさい」

次姉「……」

次姉「これはもう、あんたとおじさま達だけの問題じゃないのよ?」

次姉「自分ひとりのためにお父さんに労力を使わせているとか、そんな風に思っちゃ駄目」

長兄「そうだよ、これは家族みんなの問題なんだから」

次姉「そうよ、更に言うなら、私達家族とおじさま達の家族、みんなのね」

末妹「みんなの、問題……」



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