末妹「赤いバラの花が一輪ほしいわ、お父さん」(最終章と後日譚)
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327: ◆54DIlPdu2E[saga]
2016/08/27(土) 23:50:56.77 ID:zlIPDL7j0
…………

そのころ、料理教室は休憩時間……

幼馴染男「へえ、それで次兄君は来ないのか」

幼馴染男「しかし……次兄君と末妹ちゃんの友達にしてはちょっと歳が離れているかな?」

長姉「でも違和感なかったわ、なんだか子供みたいな人でね、おまけに極端に内気だとかで」

長姉「うちの店に買い物に来たって話したでしょ?」

長姉「実はその時にね、マフラーで顔をぐるぐる巻きにして入って来たのよ」

幼馴染男「あれ……それって料理教室が休みで、うちの先生に外国のお客さんが来た日……だったよね?」

長姉「ええ、私と次姉で店番した日よ」

幼馴染男「その日なら……ほら、あのカフェオレが評判のカフェの近くで、それらしき人に道を聞かれたよ」

長姉「え」

幼馴染男「君んちの店に行きたいって、顔は隠れていたけど、体形と声からすると若い男性だなとは思ったよ」

幼馴染男「困っていたふうだったから、教えてあげたら礼儀正しいお礼を言われてね」

幼馴染男「顔は隠したままだったけれど」

長姉「……あんた、そんな怪しい風体の人物を、か弱い乙女である私のいる店に……」

幼馴染男「え」

長姉「たまたまあの子らの友達だったからいいものを、本当に悪漢だったらどうするのよ!?」

幼馴染男「……確かに顔を隠して怪しくはあったけど、悪い人には思えなかった」



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