末妹「赤いバラの花が一輪ほしいわ、お父さん」(最終章と後日譚)
1- 20
299: ◆54DIlPdu2E[saga]
2016/08/05(金) 20:59:27.66 ID:QmTXQ2QA0
……で、その夜。

(野獣「……どうだね末妹、私の初の作品は?」)

(末妹「わあ……初めてでここまでできるなんて、野獣様はお裁縫の才能があります!」)

(野獣「うふふふふ……」ニマニマ)

(師匠「少なくとも7歳児には劣らずに済んだようだな」ニヤニヤ)

(野獣「……なぜ今夜も全員お揃いなのでしょうか」)

(王子「師匠の話では、屋敷にいる時と違って、この世界に入る時だけはコントロールができなくなるらしいよ」)

(次兄「入る時『だけ』?」)

(師匠「ああ、全員が現実世界で眠りにおちた途端に各自の意志とは関係なく、こうなってしまう」)

(師匠「しかし出る時は今までと同じように、この世界で『眠れば』良いのだからな」)

(野獣「今夜は次兄や師匠の相手をする時間はありませんよ」)

(野獣「講師(末妹)にお墨付きをいただいたら、早速メイドに教えないと」)

(末妹「……それでは私も早速」コホン)

(末妹「野獣様おみごとです、免許皆伝ですよ……なぁんて、生意気ですね私ったら」テヘヘ)

(師匠「何、君はこの中では儂のつぎに精神年齢が高いから問題ない」)

(次兄「おっさんが言わんとしているのは……末妹は14歳相応の精神年齢で、野獣様はじめ俺達は……お察しください、だよね」)

(野獣「……師匠も頭の中は相当な悪童ですけどね」ボソ)



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
689Res/550.84 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice