末妹「赤いバラの花が一輪ほしいわ、お父さん」(最終章と後日譚)
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◆54DIlPdu2E
[saga]
2016/06/05(日) 22:04:15.56 ID:6a3lF7RW0
(野獣(企んでいる、絶対何か企んでいる……)ドキドキ)
(王子「どうしたの、野獣?」)
(野獣「い、いや……頑張れよ、何事にも負けるではないぞ?」ポン)
(王子「あ、ありがとう??」??)
(王子「……僕はそろそろ『目覚め』ますね、庭師君がバラ園の様子を見に行ったので、話を聞かないと」)
(師匠「ああ、また朝食の時にな」)
(野獣「また夜に会おう……」)
(野獣「……」)
(野獣「……鍛えるためとか言って、旅先であまり菫花を苛めないでやってくださいよ?」)
(師匠「うん? 何の事かなぁ?」ムフフ)
(野獣「……」フゥ)
(野獣「……少なくとも月末までは戻らないんでしたっけ」)
(師匠「ああ」)
(野獣「師匠達がいないと、使用人達には屋敷を守る以上の仕事がなくなりますね」)
(師匠「うむ、そう思って騾馬小屋の内装の仕事を頼んだ」)
(師匠「器……外観だけは出来上がっているが、今はまだ何もないただの小屋」)
(師匠「必要な材料は調達済みだが、何枚も図面を描いて、この通りに作ってほしいと」)
(野獣「それは……いくら一頭分の小さな飼育小屋とはいえ、あの者たちには荷が重い作業ではありませんか?」)
(師匠「執事は優秀だ、皆も働き者だ」)
(師匠「それに、困った時はお前が助けてやれる」)
(師匠「だいたい我々が旅から帰るまでに完成していなかったとて、彼らを責め立てるつもりは毛頭ない」)
(野獣「……優しいですね、師匠」)
(師匠「ん? 儂が厳しく当たるのはお前と菫花くらいだぞ?」)
(野獣「いや、執事達を叱らないという話ではなく、皆が寂しくならないように仕事を与えてくださったのでしょう?」)
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