末妹「赤いバラの花が一輪ほしいわ、お父さん」(最終章と後日譚)
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◆54DIlPdu2E
[saga]
2016/05/21(土) 19:28:13.32 ID:QcUGknkz0
男性陣。
次兄「……以上、題して『芸術と野獣様への熱く滾る我が想い』でした、ご清聴ありがとうござりました」ペコリ
長兄「とりあえず熱弁お疲れさま」パチパチ
商人「……」
商人「野獣の言葉に励まされ、画家を将来の夢にしたくなった……か……」
商人「……我が子の夢を応援したい気持ちはあるが、お前を一人暮らしさせるのは……ううむ……」
次兄「うにょぅ、兄さんなんて9歳から家を出て勉強してたじゃないですかあああ!?」
商人「あの学校には寄宿舎があったから、小さな子供でも任せることができたんだよ……」
商人(正直、年齢だけの問題ではないが)
長兄「それなら賄い付きの下宿はどうかな、父さんの伝手があれば信用のおける家主を紹介してもらえるんじゃ」
商人「おいおい、長兄」
長兄「……父さん、応援したいと言ったよね?」
長兄「それなら俺達は頑張れと送り出してやろう」
長兄「そしていつでも、どんな結果になっても……帰って来れる次兄の『家』、それが俺達の役目じゃないかな?」
商人「……長兄」
商人「私は少し考える時間が欲しい、それだけなんだ」
商人「今すぐの話ではないと言っても、二週間も家を離れていたこの子が今日こうして元気に帰ってきたばかりで……」
商人「何よりも、酔っ払っていない次兄と改めて話をするのが先かと」
長兄「……確かに」
長兄「次兄、父さんの言うとおり今夜は結論を出すには相応しくない、部屋に戻……」
次兄「……むゆー……むゆー……」コレデモイビキ
長兄「……あれ?」
商人「いつから眠っていたんだ」
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