末妹「赤いバラの花が一輪ほしいわ、お父さん」(最終章と後日譚)
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116: ◆54DIlPdu2E[saga]
2016/03/06(日) 23:39:53.80 ID:SrQI5lXM0
執事「さあ、門を開きました」

庭師「木に登って眺めたけど、周囲に危険な存在はなさそうですよ」

師匠(儂の魔法でも安全は確認済み、と)

メイド「次兄様、末妹様をどうか」

次兄「おぅ、みなまで言うな、まかして!!」ニヘ

メイド「……大好きです、末妹様」スリスリ

末妹「私も大好きよメイドちゃん、私の大切な、小さな友達……」モフモフ

次兄「ああ、俺にもいつかは執事さんとあのようなスキンシップを図れる日が来るのでしょうか?」

執事(来ません)

料理長「また会う日まで、すこやかにお過ごしください、おふたりとも……」

王子「次兄君も末妹さんも、魔法の地図を使うとは言え、どうか気を付けて……」

末妹「ええ、ありがとう、皆さんもお元気で……」

末妹(野獣様も……さようなら、またお会いしましょう……)

末妹「馬さん、お願いね」

馬「ひひひひん!」

馬車:ザシュ……ガラガラ

メイド「末妹様ー!!」

庭師「末妹様、次兄様、馬さん……」

王子「………………また会おう、僕の友達」

執事「……ご主人様、ご覧になっておられますよね……」

野獣(……また会おう、末妹、次兄よ)

野獣(二人とも明るい表情で馬車を進めている、嬉しいよ)

野獣(私も笑顔で見送るぞ、約束だからな……)


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