「『須賀京太郎』とは、あなたのそうぞう上の存在に過ぎないのではないでしょうか」
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名無しNIPPER
[saga]
2016/08/27(土) 01:36:13.97 ID:js9+oq6wo
行き先が無いと言うか、なんというか、行く前に店が満席であるのを知る感じ。
迷いかけた所で、他に選択肢が無ければ迷うことはない。
考える余地も必要もない。
ダルくない。
ここ最近は、ずっとそんな感覚だった。
「まとまった?」
「あー……」
でも、これを伝えるのはダルい。
「シロ。もしかして、迷ヒ家が慌ただしいとか、そんな感じかい?」
熊倉先生が普通に聞いてきて、頷く。
いつもながら、全てを知っているような人だ。
お陰で、面倒が少なくてありがたい。
「そうかい」
先生は、一人納得したらしい。
「ええと、それで、シロは大丈夫なんですか?」
塞が少し心配そうに聞く。
「ああ、大丈夫さ。迷ヒ家が使えないってだけで、特に影響はないよ。何にせよ、すぐに元に戻るだろうさ」
何か確信をもった声。
それに、皆は安堵する。
しかし私は、その後に小さく呟かれた言葉を聞く。
「そう、何にせよ、すぐに」
その言葉は、多分、ここではないところに向けられていた。
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